ココイチの真摯な対応が、あなたの「真の組織力」を問うている/廃棄ビーフカツがスーパーに流出した件

スポンサーリンク

ココイチ(カレーハウスCoCo壱番屋)のビーフカツが不正転売され、スーパーの店頭に並んだ…というニュースが、どのニュース番組を見ても大きな話題になっています。

私はその中でも、ココイチ側の真摯な対応に感銘を受けました。

そして、それが「真の組織力」を養ううえで大きな教訓を与えてくれた、と感じています。

まずは、ニュースのおさらい

old-newspaper-350376_640 (1)

「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)は13日、製造工程で異物が混入したため廃棄処分を依頼した冷凍ビーフカツ約4万600枚(約5.6トン)が不正に転売され、スーパーなどに出回ったことが判明したと発表した。

健康被害は確認されていない。

問題のビーフカツは昨年9月、愛知県内の工場で製造され、出荷前のサンプル検査で最大で直径約8ミリの樹脂が混入していたことが分かった。パン粉を補給する機械の一部が損傷したのが原因という。

その後、工場で製造した全量を産業廃棄物処理業者のダイコー(同県稲沢市)に引き渡し、廃棄処分を依頼。しかし、今月11日、同県津島市のスーパーで、「ココイチのビーフカツ」として販売されているのを壱番屋の従業員が見つけた。

壱番屋や愛知県がダイコーに確認したところ、廃棄するはずのビーフカツを全量、複数の仲介業者などに不正転売したことを認めたという。樹脂は体内で消化されず排出される可能性が高いが、壱番屋は注意を呼びかけるとともに、流通経路や販売先を調べている。

問題のビーフカツは5枚で1袋入り。透明の袋に赤字で「ビーフカツ」と印刷され、賞味期限は1月30日と印字されている。

―2016/1/13,東洋経済ONLINEより引用

プラスチックが混入した疑いがあるから!ということでココイチ側がすぐ自主回収したビーフカツ。

ココイチは産廃業者「サンコー」に廃棄を依頼したはずが、そのサンコーがココイチ側の意思に反して転売

複数の業者がビーフカツを買い付ける事態になり、結局はスーパーに卸す業者まで現れてしまった、という展開。

 

しかし、そのビーフカツがスーパーに並んでいるのをココイチ従業員が発見

直ちにココイチ上層部が産廃業者を問いただしたところ、不正な転売を認めた

 

というところです。

 

もちろん、悪いのは初めに不正転売を始めた産廃業者「ダイコー」ということになるでしょう。

そして、ダイコーからカツを購入した転売業者たちは、廃棄物だと知っていながら買ったりスーパーに卸したりしたのではないか?ということが注目されているわけです。

 

しかし、私は別の観点でこの問題を見ている人がいることを知りました。

非常に興味深いです。

 

あるツイートが大きな反響を呼んでいる

この2つのツイートが大きな反響を呼んでいます。

私はこのツイートを読んで、ココイチから「真の組織力」に関する大事な教訓を学べると感じました。

些細な異変も報告でき、真摯に受け取る環境

この件が明るみになったきっかけは、スーパーで並んでいるビーフカツのことをすぐ報告した従業員。

この従業員が社員だったかパートさんだったかは公表されていませんが。

もしコレを見つけたのがパートの奥さん従業員だったとして、

 

「聞いて聞いて!スーパーでココイチのビーフカツ売ってた!!」

「えー!うそー!!ありえないでしょ!!!(爆笑)」

「そんなの売ってるわけないじゃーん!!非売品なのに!!(爆笑)」

「適当にココイチって言ってるだけじゃないの??(爆笑)」

 

…ぐらいで終わるでしょう、普通なら。

その会話に社員さんが入っていたとしても、

 

「面白いスーパーがあるもんだなあ!売ってるはずないじゃん!(皆と一緒に爆笑)」

 

ぐらいで終了するはずです。

 

でも、その報告は社員たちによって真剣に捉えられた。そして即座に上層部に報告された。

そして、上層部は些細な問題と捉えず、すぐに産廃業者を問い詰めた

 

これはなかなかできることではないと思います。

とりわけ、「些細な異変をいつでも報告できる環境」っていうのは、本当に作りづらいものですよね。

 

大抵の職場では、皆忙しくてカリカリしています。

上司から、「要る報告だけして!それ以外は邪魔しないで!」という空気が放たれていることがしばしば。

もしココイチもそんな空気なら、きっとこの問題も

「上に報告したところで、どうせ『そんなのあるはずないやろ!しょーもないことで煩わすな』とか言って怒られるんだろうなあ、報告やめとこ

となっておかしくなかったはずです。

こんな報告が、驚異的な速さ(恐らくは即日中)で上層部に伝わるということ自体、ココイチの情報報告体制が普段から鍛え上げられているということを示すものだと思います。

 

リスク回避のための、(普段からの)驚異的な行動力

この情報を得てからの、ココイチの行動力も素晴らしいところです。

なにせ、従業員が発見してから情報公開までがおよそ1日半

その間に、スーパーになぜビーフカツが並んだのか、どのルートで流通したのか、サンコーは本当に悪なのか、といった確たる証拠をつかんでいたわけです。

これは、普段からのチームワークが取れていなければなし得ない速さだと思います。リスクに対応するためのシミュレーションが十分になされていたのでしょう。

 

また、この情報を表に出すならココイチ側も痛手を負う可能性がありました。

ビーフカツに異物が混入した、という事実を世に公表することになってしまうのです。

それでも公表に踏み切れたのは、異物混入時の対応が迅速かつ適切だったという自信があったからでしょう。

おおっぴらに報道されるずっと以前…つまり普段から、問題をスピーディに解決する体制が整っていたからこその今回の対応、といえるのではないでしょうか。

 

ココイチから学ぶ「真の組織力」

team-spirit-207319_640 (1)
  • 些細なこともすぐに報告でき、真剣に受け取られる環境
  • ミスを隠さず、すぐに皆で対応できる行動力

 

ココイチが発揮した、この2つの力。

これぞまさに「真の組織力」だと思います。

…でも、私のこれまでの職場を考えてみると。

この2点は大抵ボロボロです。

上司はさらに上のポストの人間からあら探しばかりされて、いつもカリカリ。部下がミスをするとヒステリックに怒る。皆時間や期限に追われ、カリカリ。自分のミスは発覚ギリギリまで隠す、もしくは頑なに認めようとしない。

…あなたの会社はどうでしょうか。

 

「ウチも全然だめだわ。コレは会社の体質だから、もうあきらめよう」

「ココイチは大企業だからな。ウチみたいなワンマン中小企業じゃあんな風にならない」

…と思われるかもしれません。

会社全体を変えられるような力は、もしかすると自分にはないかもしれません。

 

それでも、です。

せめて自分が関わる部署やチームだけでも、この「組織力」を鍛えられないでしょうか。

上司は変えられなくても、せめて自分の部下や後輩の指導に関してだけは、この「組織力」を浸透させていけないでしょうか。

 

あきらめて努力をやめ、結局何も変わらないのがいいか。

それとも、

自分のまわりが少しでも仕事をしやすくなるがいいか。

 

どちらがいいのでしょう。

 

ところでこの「組織力」、どんな風に鍛えていけるでしょうか。

具体的に活かすとしたら、こんな感じでしょうか。

  • 普段からカリカリせずに、何でも話し合える気さくなオーラを出し続ける。
  • 誰かのミスが発覚したときに、イライラカリカリしない。(ミスをすぐに報告しにくい環境を作ってしまうため)
  • 誰かがミスをしたら、傷口が広がる前に、皆でどう対処できるかを考えてすぐ動く
  • チームが個別で動くのではなく、統率の取れたチームを構成する。

主に上司・管理者の立場で活かされるものかもしれません。

でも、部下の立場でも重要なことだと思います。将来上司として活躍するための、重要なスキルになりえます。

私は「忙しいんスよ、今」オーラを出しすぎてしまう傾向があります。コレは反省しなければと思いました。

 

あなたの身の回りはいかがでしょうか?

 

…結局は何が言いたいかと申しますと。

bi-fukatsu

ココイチのビーフカツカレーは最高です。今すぐ食べたい。あああああああ食べたい。

守りたい、このカレー

スポンサーリンク

シェアしていただけると励みになります!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)