エレキギターを初めて買ったとき、わたしはアンプを持っていませんでした。いざ弾いてみると…あまりの音のショボさにビックリしましたよ私は。
ちゃんと「ギュイーーーン!!」な音を出すのは、アンプにつながないと出来ません。だけど、アンプを家で使うのって結構むずかしい事情がありますよね。
- 近所迷惑!
- 家族に聴かれたくない!
- アンプを買う金がないよ!
…こんなことを考えて、アンプを買うのはあきらめてしまいがち。
ペシペシ言うだけの、何にも繋がない音で練習するのは絶対ダメです!せっかく練習しても上手になりません。
この記事では、
- 何にも繋がずにエレキギターを練習すると、なぜダメなのか
- 安く買えて騒音ゼロ。「ヘッドフォンアンプ」のおすすめ
をまとめます。
結論から先に言うと、わたしのイチオシは「amPlug2」。
世界的に有名なアンプメーカーである「VOX」が出しているヘッドフォンアンプ。ギターとamPlug2を繋いだら、あとはイヤホンやヘッドフォンを接続するだけで簡単に音が出ます。
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アンプを繋がずにエレキギターを練習しちゃダメ!な理由
理由1:「アンプなしの弾き方」が身に付いちゃうと、アンプで音出しした時にうまく弾けない
アンプをつながずにエレキギターを弾いた時、自分の音って聞こえますか?
そう、けっこう小っちゃい音になっちゃいますよね。自分でも、何弾いてんのか分からなくなってきちゃう。
そう、これこれ。この「右手に力入れまくる」っていうのが、一番やっちゃいけないクセなんです。
エレキギターをアンプにつなぐと、けっこう大きい音が出ますよね?大きいだけじゃなくて、音が「ジャーーン!!」って歪むんです。
そんな時に、家でやってるように右手ガッチガチに力を入れちゃうと…どうなるか、わかりますよね?
そうすると、いざアンプにつないだ時
「あっ、やべえやべえ!」と思って右手の力を抜く
→ヘナチョコの音しか出せない
→いつまでたっても上手く聴こえない
→おかしいなあ、家ではちゃんと弾けるのに…orz
という、魔の「家での練習が全部無駄無駄ムダムダアアアアァァァ!!」ループが始まってしまうんですよ!これは恐ろしい…!
アンプを繋がない音と、つないだ時の音…全く別の楽器だ!と思っておいたほうがいいですね。弾き方が全然違うんですよ。
エレキギターを弾くときは、「右手の力を上手に抜ける人が、上手に弾けるようになる」んです。アンプなしだと、いつまでたってもこの感覚が身に付きません。
理由2:アンプ・エフェクターの設定(音作り)も家で練習しておいた方がいいから
アコースティックギターだったら、出る音は決まっています。だけど、エレキギターの音は自分の設定次第。
実際、アンプにはいっぱい「ツマミ」がついていますよね。あれを自分好みの音が出るように設定しないといけません。
アンプで設定するのは、音量だけじゃなくて
- 歪み具合はどれぐらいにするか?
- 高音・低音のバランスはどうするか?
- 音色を切り替えるとき、どのスイッチを押すか?
…ということも決めないといけません。これらも、エレキギターを弾くための技術のひとつ。
音作りが下手だと、バンドで練習するときが大変です。
- ギターを弾くのがどれだけうまくても、音がノイズだらけだったら…?
- 音量はイイ感じなんだろうけど、存在感のない音になって周りに埋もれてしまったら…?
ふだんからアンプやエフェクターをいじることに慣れてたら、「どのツマミをいじれば自分の欲しい音が出るか?」というのは感覚的にわかってきます。
理由3:いらない音を「ミュート」する練習が必要だから
エレキギターの技術のひとつで「ミュート」というのがあります。日本語だと「消音」ってことですね。
エレキギターはアンプで音を大きく増幅するんですが、もちろん同時に雑音やいらない音も大きくなってしまいます。
でも、いらない雑音はアンプを繋がないとわかりにくい。アンプなしで練習してると、雑音タレ流しギタリストになっちゃいます…!
だから、ふだんからアンプで練習するのはホントに大事。
…じつは、コードを鳴らすにも「消音」は必要なんです。たとえば、「D」のコード。TAB譜で書くと、こんな感じ。
1 2 3 4 5 いる/いらない
ー●ーーー 〇
ーー●ーー 〇
ー●ーーー 〇
ーーーーー 〇
ーーーーー ×
ーーーーー ×
下の4弦は必要な音なんですが、上の2本の弦は必要ありません。だから、ミュートしないといけません!
これも、アンプなしで練習してると「ホントにミュートできてんのかなぁ?」というのがよく分かりません。
アンプが買えないなら「ヘッドフォンアンプ」を買おう。コスパのいいおすすめを紹介します
近所迷惑とか、「練習を聴かれたくない!」とか、お金がない!とか…アンプを使って練習するのってなかなか難しいですよね。
そんなときに、私も使っている「ヘッドフォンアンプ」がおすすめです。ほんの数千円で買えるのに、本格的な音が出てとっても練習が楽しくなります。
ギターに直接つなぐだけ!シールドいらずの「amPlug2」
amPlugの特徴
- ギターに挿すだけのカンタン接続!
- 本格的なギターサウンドが出る!
- イヤホン・ヘッドフォンをつなげば音漏れナシ!!
わたしの初めてのヘッドフォンアンプ、これでした!「どうせオモチャみたいなもんやろ」と思って買いましたが、意外にも本格的な音でびっくり!やっぱり有名ブランドはいいもん作りますね。
ギターとイヤホンを挿すだけで、面倒な配線もいらない!手軽に練習できるのもいいですね。
上記のamPlugは、クランチトーンが特徴の「AC30」ですが、もっと音が歪むモデルもあります。
▲ロックンロール!な感じの「Classic Rock」
▲さらに歪みを足した「Lead」
▲ゴリゴリの歪み「Metal」
…など、自分の出したい音に合わせて選べます!
iPhoneにギターを接続!いろんな音色を楽しめて、本物のアンプにも繋げる「iRig2」
iRig2の特徴
- iPhoneにつなげば、ヘッドフォンで音漏れなし練習できる!
- アプリを使えば、いろんな音色を楽しめる!
- スタジオにある、本物のアンプにも繋げる!
iPhoneにつなげば、あとはアプリを使って音色の設定ができます。ホントのアンプみたいに、設定もリアルな感じでできますよ!
▲iPhoneと接続する際には、Lightningへの変換コネクタの準備も必要です。
Apple公式の「GarageBand」を使えば、いろんな音色が無料で楽しめる!やっぱりタダっつうのはいいもんだ。しかも結構いい音。
この機器専用のアプリ「Amplitube」もいいと思います。
ただ、「Amplitube」は課金で使えるようになるエフェクターが多いんですねー。
なので、最初は無料の「GarageBand」を使って、それでやりたいことが増えたら課金する…って感じでいいと思います。
この「iRig2」があれば、ヘッドフォンだけじゃなくてスタジオなどのアンプにも繋げるんです!スタジオの練習やライブも、これ一本あればやっていけそう!
「iRig2」は、iPhoneやiPadなどのiOS端末のみ対応しています。Androidでは動作が保証されていませんので、お気を付けを。
まとめ:ヘッドフォンアンプで、家でもガンガン練習しよう!
理由だとかなんとかいろいろまとめてきましたが、結局は
アンプにつないで弾けば、たのしい!
もうこれに尽きますよ!ほーんとこれ。アンプがなくてペチペチ言ってんのは、やっぱりテンション下がります。
▲今日紹介したのはこの2つです。
しっかりアンプにつないで、楽しいエレキギターライフをお送りください!!
ほな、また…
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