当たり前のことを言いますが、中国で日本円は使えません。どうにかして日本円→中国のお金に両替しないといけないんですが…これが面倒。
旅行ぐらいなら空港の両替カウンターとかで十分。でも、長期間生活するならこの方法は難アリ。なぜなら、両替額の10%は手数料として取られちゃうからです。
上と同じ理由で、「日本で中国元に両替して、札束を中国に持ち込む」というのもムリですね。
中国生活の生活費を確保する方法、残るは2つだけ。
- 親御さんなどに、中国の銀行宛に振り込んでもらう
- クレジットカードの「海外キャッシング」を利用する
わたしは実際に生活してみて、2つ目の「海外キャッシング」しかあり得ないと思ってます。もちろん、わたしの周りの日本人も皆そう。っていうか、わたしも日本人の友人からキャッシングを教えてもらったんですよ。
この記事では、海外での生活費は振り込みより海外キャッシングが断然おススメ!と言える理由についてまとめていきます。
そう、平たく言うと「借金」です。そう聞くとちょっと不安になりますね。
特に、留学で子供さんを中国に送り出す親御さん方。「うちの子にキャッシングさせるなんて不安すぎる!」と思うのもムリはないと思います。
でも大丈夫。海外のキャッシングは、日本の消費者金融とは全然違います。
- 利率が低い
- ネットで即座に返済できる
なので、安心して利用できます。むしろ、中国の口座に振り込むほうがだいぶん損します。手間も、資金も。
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日本からも中国の銀行に振り込めるよ。でも手数料と時間がめっちゃかかる!
これはわたしに語らせてください(鬼の形相)
中国の銀行口座に支払いをする用があって、ゆうちょ銀行に行って手続きしました。その時の振込用紙がこちら。
ええ、本当に高かったです。もちろん、これは金額にかかわらず一律4,000円です。
しかも、ゆうちょ銀行は2020年1月から国際送金の料金を改訂しました。
(ゆうちょ銀行ホームページより引用)
窓口での送金手続きはさらに値上がりして、7,500円になりました。たとえば毎月仕送りを送るとなれば、手数料は7,500(円)×12(か月)=90,000円になりますね。
ゆうちょダイレクトでの中国送金は、お金が届かないこともある
手数料が3,000円の「ゆうちょダイレクト(ネットバンク)」での送金。中国の口座宛に送金しても届かないケースが多いようで、ゆうちょ銀行の「よくある質問」で扱われるほどです。手を出さないのが無難ですね。
待ち時間や書類記入にかかる時間もエグかったです。住所は全部英語表記なので、英語での書き方を調べるところから始まりました。ようやく書けたと思って窓口に持っていったら修正箇所が見つかり、それをやっと直したら局員さんのチェックにめっちゃ時間がかかり…
徳島の一番大きな郵便局に行ったんですが、中国への送金はあんまり取り扱った経験がないようでした。局員さん大勢であれやこれや言いながら手続きしてくれました。ホントにありがとう郵便局員のみなさん。
- お金が高い(7,500円)
- 時間と手間がかかる
この2点を考えると、中国の口座に毎回送金するのはイマイチの方法ですね。
このお金と手間の問題を解決してくれるのが、クレジットカードを使った海外キャッシングです。わたし、もう中国生活はキャッシングなしでは成り立ちません。
中国ATMでのキャッシングなら、手間も手数料も最安に抑えられる!
クレジットカードでキャッシングするっていうのは、言ってしまえば借金するってことです。
▲わたしが実際に中国でキャッシングに使ってるカード、「セディナカードJiyu!da!」。
日本での「サラ金」と違って、クレジットカードの海外キャッシングは利子が少ないです。「利息制限法」という法律に基づいて、年利18%に決まってます。
海外キャッシングの利子は、ここから日割り計算になります。1日当たりの利子は、18÷365=0.049%です。
試しに、1日当たりの利子を計算してみましょうか。
借りる金額 | 利子 |
10,000円 | 4.9円 |
50,000円 | 24.5円 |
10万円 | 49円 |
100万円 | 490円 |
どうですか?さっきの海外送金7,500円と比べてみてください。ホントに少っくないでしょ??
ここに、クレジットカード会社が定めた「海外ATM利用料」が上乗せされます。が、これもほんの数百円。実際にわたしがキャッシングした時の請求額を載せましょう。
3400元(=この日のレートで52,122円)をキャッシングした時の返済額です。その日のレートより+162円だけ上乗せされてます。そこに利息+76円。
なので、手数料は実質238円。借入額のたった0.449%!!
忘れず繰り上げ返済さえすれば、中国での日本円換金はやっぱりキャッシング一強。 pic.twitter.com/lKSuJIefWR— じんぞう@中国ブログの人 (@Jinzo_studio) October 26, 2019
上記の返済時は借り入れから3日ほど経っていたので、利息は76円かかりました。それでも76円って!?安くないですか!?
ATM手数料など込みでも、余分なお金は238円しか掛かっていませんでした。ゆうちょ銀行の国際送金手数料7,500円と比べると…ホント天と地の差ですよね。
まとめ
- 空港で両替:手数料10%(100万両替→10万円取られる)
- 国際送金:送金のたび手数料7,500円(毎月送金で年間90,000円)
- キャッシング:利子1日0.049%(100万キャッシング→490円取られる)
この3つの中から、どれを選ぶのが一番いいですか?
中国で生活していくなら、生活費の引き出しはキャッシング一択だと私は思っています。だって手数料がケタ違いですもん。
カード会社も「セディナカード」一択。何といっても、中国にいてもネットで返済できるのが一番の決め手。利子が膨れ上がる前に手を打てます。
セディナカードは中国生活の必須アイテムなので、日本で絶対に作っておきましょう。「セディナカードJiyu!Da!」なら発行手数料や年会費も無料なので、作っておいて損はないですね。
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