中国に旅行するなら、通信手段を自分で準備しておかないといけません。中国のフリーWiFiはショートメールで認証して使う方式がほとんど。なので、基本的に中国の電話番号を持ってる人じゃないと使えないんです。
SIMフリーの端末を持っているなら、プリペイドSIMを持っておくのが一番おススメです。
▲この記事では、ぼくが買ったこのSIMカードのレビュー・使い方についてまとめます。このプリペイドSIMは通信も安定していて、値段も900円程度に抑えることができました。
ぼくがSIMカードを買う時にも随分調べましたが、みーんなこのSIM使ってるんですもん。で、みんな無難に使えてる。自分も例に漏れず、無難に使えました。
スポンサーリンク
中国に入ってからSIMカードを買うのは難しい!日本でプリペイドを買っておこう
中国現地でプリペイドSIMカード買うのは難易度高め
中国に着いてからでも、プリペイドSIMカードは買えます。でも、難易度は高め。
- ショップの場所をどうやって調べる?
- 店員さんと中国語で会話できる?
この辺がけっこう大きいハードルになります。
▲ぼくの家の近所にある携帯ショップ。プリペイドSIMはこういった場所で買えるっちゃ買える。
中国に着いたらすべてが新しい環境で、注意すべきことがいっぱいあります。トランクを忘れちゃわないか、スリや置き引きに遭わないか、サイフを落とさないか…など。
そんな時に「中国語でSIMカードを買う」なんていう大きなタスクを入れちゃうと、かなりしんどい。余裕ゼロになっちゃう。少しでもストレスを減らすため、日本で準備できるものは準備しましょう。
中国でプリペイドSIMを買うのは、ほかにも大きな問題があります。
中国で買ったSIMカードは通信規制が掛かる
中国では「グレートファイヤーウォール(金盾)」という通信規制が敷かれています。この規制のせいで、いろんなアプリやサイトが使えなくなります。例えば
- LINE
- Googleのすべての機能
- Yahoo!のすべての機能
など。基本的に、中国外の情報を仕入れられるものはほぼ規制されます。
でも、日本でSIMカードを買っておけば大丈夫。
▲冒頭でも紹介しましたが、ぼくが買ったのはこのSIMカード。「チャイナユニコム」という、世界三位のユーザー数を誇る会社の電波を使っています。信頼が置けます。
単純にAmazonやネット上で人気だったから選びましたが、ちゃんと快適に通信出来ました。
香港を経由して通信する仕組みになっているので、規制は全く掛かりません。もちろん、後でお金が請求されることもありません。
ここからは、このSIMカードの使い方とか感想をまとめていきますね。
わたしのおすすめ。Amazonで買った、中国用プリペイドSIMレビュー
通信規制の影響は全く受けない
と内心思っていましたが、これが全くありません。やるじゃんね。
通信速度も普通。短期使用なら全く問題なし
画像データが多くて動作がモッサリしがちなGoogleマップなど使ってみましたが、全然問題なく通信出来ました。
ただ、ちょっと注意が必要。このSIMカードの情報を調べていると「『通信量無制限』って書いてるけど、使いすぎると制限がかかる」っていう情報を見つけました。えっなんか日本語おかしくない?大丈夫?
なんだかなあ…と思ってAmazonの製品ページを見ると、ちょっと有力かな?という情報が。
▲「通信量無制限」を選択したはずなのに、上には5GBの文字が?あれれー?おかしいぞー!?
つまりは…「通信量無制限」って書いてるのは、5GBだと思っておいたらいいのか。そうしよう。
たくさん通信する予定があるなら、複数枚セットを買っておいてもいいですね。
中国プリペイドSIMの設定方法
中国に引っ越す日。現地について即使いたかったので、出発前の関空で設定を終わらせておくことに。落ち着いた環境で設定したければ、日本で出発前にやっておくのはおススメです。
SIMカードの挿し方
SIMトレーを開けるピンを用意しておきましょう
このSIMカードには、SIMトレーを開けるためのピンが入っていませんでした。
▲こういうやつです。忘れずに持っておきましょう!
▲袋を開けたところです。ちゃんと日本語の説明書が付いてるので、この通りにすれば問題ありません。
▲まずはSIMカードを外します。できるだけ金属面を触らないようにしましょう。
▲右側が、さっきのSIMカードを外した写真。デカすぎて、SIMトレー(iPhone7)に全然入らないですよね。どーすんのこれ。
▲でも大丈夫。このSIMカードは中に切り込みが入っていて、全サイズに対応しています。iPhoneの場合は一番小さいサイズでピッタリ入ります。
電話側の設定方法(iPhone)
▲まずは「設定」を開きます。
▲次に、「モバイル通信」を開きましょう。
▲まずは、いちばん上の「モバイルデータ通信」をオンにしましょう。
それができたら、次は「通信のオプション」をタップします。
▲「4Gをオンにする」「データローミング」どちらもオンにしましょう。
これでおしまい…のはずなんですが、ぼくの場合は中国に入っても通信が使えず。原因は「APN設定」にありました。
中国SIMカードが通信できない時にやったこと
▲まずは「設定」を開きます。
▲「一般」を開きましょう。
▲この「プロファイル」を開きましょう。案の定、ぼくの場合は日本で使っていた「IIJ」というSIMカードの設定になってました。これを今から使うSIMカードのものに書き換えないといけません。
▲「プロファイルを削除」をタップします。
また同じSIMカードを使う方も、プロファイルを削除しちゃってOKです
ここで一度プロファイルを削除してしまいますが、日本帰国後に同じSIMカードを使う場合は再設定が必要になります。
「○○(SIMカードの会社名) APN設定」と検索すれば、大抵の場合公式サイトで再設定プログラムをダウンロードできます。ご安心ください。
これでもまだ調子が悪ければ、いったん電話を再起動しましょう。
それでもダメなら、APN設定の手打ちをする必要があります。Apple公式サイトを見ると
通信事業者が認めている場合、以下のいずれかの画面で APN 設定を表示できます。
- 「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」>「Cellular Network」
- 「設定」>「モバイルデータ通信」>「通信のオプション」>「モバイルデータ通信ネットワーク」
(Apple公式サイトより引用)
となっているので、この方法でAPN設定を開きます。
▲開けたら、「モバイルデータ通信」各項目に、説明書に書いてある通り入力していきます。
- (名前:unicom)
- APN:3gnet
- ユーザー名:空白
- パスワード:空白
- (認証方式:CHAP)
カッコで囲んだところは項目がないので、無視してOK。わたしもこれで使えました。よかった。
中国プリペイドSIMの注意点。使い方を誤ると使えません
注意点1:SIMトレーを開けるピンは自分で用意しましょう
SIMカードのトレーを開ける、こういうピン。
ぼくがこのSIMカードを買ったとき、このピンは付いてませんでした。
注意点2:SIMフリー端末じゃないと使えません
docomoとかauとか、キャリア制限のある端末ではこのSIMカードは使えません。ご注意ください!
注意点3:キャリアで買ったスマホを「SIMフリー化」したものは、使えない可能性がある
わたしはAppleでSIMフリー端末を購入したので大丈夫でしたが、まれにキャリアでSIMフリーにしてもらったスマホはこのSIMカードに対応しない場合があります。理由は、日本のスマホと中国のスマホでは通信に使う周波数が異なるから。
注意点2と3に引っかかってしまった方は
- 自分のキャリアの「国際ローミング」を利用する
- 中国対応のWi-Fiルーターをレンタルする
- 新しくSIMフリーのスマホを買う
のどれかを選べば、確実に中国で通信ができます。
まとめ
わたしの場合は、中国に引っ越してから電話会社と契約するまでの間「つなぎ」としてこのプリペイドSIMを利用しました。安定して使えたので、結果的に満足しています。
Wi-Fiレンタルなどと比べてだいぶ値段も安いので、費用を抑えたい人にもおすすめです。
スポンサーリンク