中国は超スーパースマホ依存社会といっても過言ではありません。当然、生活するためには携帯会社と契約しなくちゃなりません。もちろん家のネットも。
でも、ぶっちゃけ中国の携帯会社とか全然分からないですよね。私も全然分かりませんでした!
結局は現地在住の友人に通訳や案内をしてもらって、彼が契約している「中国電信」で手続きしました。今の時点では満足してます。
中国でスムーズにスマホを使えるようにするため、日本でやっておく準備も幾つかあります。詳しくはあとで書きますが、SIMフリーのiPhoneを用意しておけばかなり楽です。
この記事では、
中国でスマホ・ネットを契約するには?
- 日本でやっておくべき携帯の準備
- 中国ではどの携帯会社と契約すればいいか
- 実際の契約はどんな流れだったか
をまとめていきます。
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日本での準備1:SIMフリーのiPhoneを入手する
メモ
日本でSIMフリーのiPhoneを使っていた方は、次の見出しまで飛ばして大丈夫ですよ!
▲実際に中国で使っている、わたしのiPhone7
そう、そこがミソなんですよ。
日本のAndroid端末は、ほとんどのサービスががGoogle頼み。何でもかんでもGoogleにサインインとかGoogle認証とかが必要です。
でも、中国にはネット規制があります。Google関係のサービスには簡単に接続できないんです。
わたしの友人が日本から中国に引っ越した時、これを知らずにAndroidを持ってきたのでかなり不便だったと言っていました。結局彼女は新しくiPhoneを買うことに。
デカい出費になりますが、日本でSIMフリーのiPhoneを手に入れておくのが最善ですね。
SIMフリーiPhoneの入手方法
中国では基本的に、日本版SIMフリーのiPhoneが使えます。
ネットで調べたら「海外用SIMフリー」とか言うのが出てくるのでチョット戸惑うかも。でも、わざわざ海外用にしなくてもOK。
わたし自身も、日本版SIMフリーのiPhone7を中国で使っています。ここまで何の不具合もなく、快適に使えていますよ!
一番安全で手っ取り早いのは、Apple正規ストアでの購入です。SIMフリーの端末しか取り扱ってないので、迷ったり間違えたりすることがありません!近所のApple Storeに行くか、公式サイトで注文しましょう。
中古のiPhoneを手に入れるのも一つの方法ですが、個人的にはあまりオススメしません。
もし不具合があった場合に、中国で新しいiPhoneを探すのもストレスです。ここは保険料だと思って、新品にしておくのが無難。
SIMフリーじゃないiPhoneを使っている場合の準備
iPhone6s以降、基本的にはiPhoneを購入した携帯ショップに持ち込めばSIMロックを解除してもらえます。
対応機種やSIMロック解除の手続きについては、下記のリンクをお使いください。
日本と中国では、通信に使う周波数域が違います。まれにですが、日本でSIMフリー化したiPhoneが中国SIMで動かない!ということがあるようです。
ただ、はじめっからSIMフリーの端末を購入していれば問題ありません。もちろん、日本で買ったものでもOKです。
日本での準備2:プリペイドSIMカードを入手しておく
中国で新しく携帯会社と契約するまでの間、ネット一切なしは辛すぎます。
なので、それまでの間使えるプリペイドSIMを用意しておきましょう。日本のAmazonで買えます。
▲わたしが実際に買ったのがこれ。設定完了後、8日間使用できます。
▲説明書も付いてるので、設定が簡単。
中国で使えるプリペイドSIMカードは何種類かあります。その中でもコレを選んだ理由は、中国で規制されているLINEやYoutubeなどが使えること。
設定の仕方やレビューなど、詳しくは「中国で使うプリペイドSIMの決定版。実際に使ったおすすめ品のレビュー・設定方法をまとめます」という記事にまとめていますのでご覧ください。
中国の携帯会社、契約するならどこがいいのか?
中国の携帯会社は、主に3キャリア。
- 中国移动(China Mobile)
- 中国聯通(China Unicom)
- 中国电信(China Telecom)
このうち、最大手なのが一番上の中国移动(China Mobile)。
▲うちの近所にある中国移動の店舗です。
携帯回線はなんと7億6,000万人ほどが利用しているという、中国最大のキャリアです。電波のつながる範囲が広いのが特徴。田舎の方でも繋がりやすいようです。
二番目の中国聯通(China Unicom)は、中国2位のキャリア。
▲うちの近所にありました。
上で紹介した、アマゾンで購入できるプリペイドSIMも、この電波を使用しています。使ってみた所、電波は全然悪くありませんでした。料金プランも安価なのが特徴です。
ただし調べてみると、地下鉄などはちょっと繋がりにくいことがあるみたい。
三番目の中国电信(China Telecom)は、もともと固定電話やPHSの回線を提供していた老舗。
最近4G回線のサービスを始め、伸びているようです。
▲うちの近所の中国電信。
そう、一番の問題はそこ。
一番ベストなのは中国在住の知人が使ってる会社!これに尽きます。理由は、契約の時にその知人に頼れるから。ひとりで契約に行くのはなかなかのハードモードです。
だって、店員さんが猛烈な早口でしゃべる中国語、ホント分かんないんだもん。こっちの言ってることが分からなかっったら、「あ"ぁ"!?」って聞いてくるし。
あと、省によって値段やサービスが違うということもあるようです。調べたときには安くていいと思ってた携帯会社が、実際はあんまり良くなかった!みたいなこともあります。
なので、ご友人が契約したショップに一緒に行って、助けてもらいながら契約しましょう。それが一番いい。
わたしは友人のおすすめだからということで、一番利用者が少ない中国電信に契約しに行きました。最大手キャリアじゃないから全然電波がダメかというと、そんなことはありません。
日本でも、大手三大キャリアどこ選んでも通信に大きな違いは出ないですよね。そんなイメージでいいと思います。
もし知人がいなければ、
- 田舎に引っ越す、皆使ってるのが安心→中国移动(China Mobile)
- 料金が安いのが魅力→中国聯通(China Unicom)
って感じの選択肢でいいと思います。
中国电信(china telecom)で、携帯とネットを契約した流れをまとめるよ
…といっても、この時中国に来て3日目ぐらい。写真を取る余裕とか全っ然なかったんですよ。必死に思い出しながら書いていきます。
1.番号札を取って待つ
一度週末に行きましたが、人が多すぎてどんだけ待つねん!!ってなったので諦めました。
改めて週中に行ったら空いていたので、即呼んでもらえましたよ。
2.どんな契約がしたいか伝える
わたしの場合は
- 家のネットを契約したい
- 携帯のSIMカードが2枚必要だ
ということを伝えました(中国語ペラペラの友人が)。すると担当のお姉さんが、イイ感じのプランを勧めてくれました。
お姉さん超早口で、中国語初心者のわたしには「%(#&""}"〇"〒"◇▼=&$'ペラペラ~」みたいにしか聞こえませんでした。友人が通訳してくれてホント助かった…。
もし通訳してくれそうな人がいなければ、翻訳アプリを使ったり家でメモしたものを見せたりしましょう。向こうから聞いてくれるのは期待できません。とにかく意思表示することが必要です。
3.料金プランを提示してくれるので、選ぶ
さっきのお姉さんが「ネット契約した方には、SIMカード3枚がつくプランがあるよ!どう?」と勧めてくれました。これなら将来的に、セルラーのiPadとかも使えるなあ!ええやん!と思い、契約することにしました。
あと、家のネットにはケーブルテレビもセットで付いてきました。別に観ないので必要ないんですが、必ずセットなので外せないらしいです。
4.パスポートを提示し、書面にサインする
外国人はパスポートがあれば契約できます。コピーを取るためにパスポートを預けてる間、書類にサインを求められます。
名前はパスポートと同じ表記が求められるので、漢字じゃなくアルファベット大文字で書きましょう。
書く場所とかは担当のお姉さんが教えてくれたので大丈夫でした。
それと同時に、家のネット回線工事はいつ行くのが都合がいいか聞かれました。このへんは日本の会社とあんまり変わらないですね。
5.SIMカード入手
やりました!ついにSIMカードを入手。お姉さんがその場で私の携帯にSIMカードを入れ、動作確認してくれました。
家に帰って妻の携帯にもSIMカードを入れましたが、こちらも問題なし。APN設定など、他の面倒な設定は全く必要ありませんでした。
6. 家のネット回線工事の人が来る
契約時に伝えた日時に、ネット回線工事の人が来てくれました。来る直前に電話してくれます。
手慣れた手付きでササッと工事してくれて終了。そそくさと帰っていかれました。
中国全体の特徴ですが、夕方から家のネット回線は爆裂に遅くなります。ホントに大丈夫!?生きてる!?って感じです。
現地の友人によると、仕事が終わってみんながネットに繋ぐから回線が混雑するんだろう…ということ。
もうこれは仕方ない。動画のダウンロードなど、容量の大きい作業は早朝~午前中に済ましておくのがベストですね。
まとめ
まとめ
- 日本でSIMフリーのiPhoneを入手しておく
- 日本のAmazonでプリペイドSIMカードを入手しておこう
- 友人・知人と同じキャリアで契約するのがベスト
- ↑の友人・知人に契約時付いてきてもらうとスムーズ
▲この記事で紹介したプリペイドSIMカード。
このあたりやっておけば、とりあえず電話で困ることはないですね。スムーズに携帯が契約できるよう願っております!
携帯とネットを確保できても、中国ではかなり強力なネット規制がかかっています。YouTubeやLINEなど、普段日本で使っているサービスが使えなくなります。
VPN接続という接続方法を使えば、その問題は解決されます。中国在住の日本人にとっては、間違いなく生活必需品。
「中国生活に必須のVPN接続。比較した結果おススメするのはセカイVPNです」という記事に詳しくまとめていますので、準備がまだの方はお早めにご覧ください!
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